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岡田一郎(写真左):
『10 Carat Accessary 〈テンカラット アクセサリー〉』
タンカレーNo.10〔ジン〕部門 優勝&ネーミング賞

中出貴士(写真右):
『Moet Tresor 〈モエ トレゾール〉』
モエ・エ・シャンドン ブリュットアンペリアル
〔シャンパン〕部門 準優勝

同じ店舗から、
カクテルコンペティションの
優勝・準優勝に!

バーテンダー/岡田一郎(エルベンセドール)
バーテンダー/中出貴士(エルベンセドール)

ホテルで働くバーテンダー達がその腕を競う HBA・MHD社共催カクテルコンペティション。去る05年6月に行われたその第18回大会にて、ホテルパシフィック東京2階のセラーバー『エルベンセドール』から2人の受賞者が生まれました。同じ職場から同時に受賞者を出すのは、極めて珍しいことだそうです。さっそく2人に話を聞きました。


受賞おめでとうございます。
まずはじめにカクテルコンペについて聞かせてください。

岡田/ありがとうございます。この大会はホテルのバーテンダーの協会と洋酒メーカーが主催しているもので、全国からホテルのバーテンダーが集まって腕を競う大会です。課題のお酒が決まっていることが殆どで、それを使ったオリジナルカクテルの出来を審査員が判断します。ブロック大会、地区大会を勝ち抜かないと全国大会まですすめない大規模なものです。今回、MHD社の大会は初出場でして、その中から選ばれての受賞ですから、格別に嬉しかったですね。


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受賞したカクテルはどんなものなんですか?

岡田/私のは“10 Carat Accessary 〈テンカラットアクセサリー〉“というカクテルです。10カラットというのは、ベースのジンの名前と、宝石のようなカクテルのイメージとをかけたものです。飲む人を輝かせるアクセサリーということで、アクセントにかすみ草などをデコレーションに飾りました。このカクテルはほとんどがジンを使用しています。カクテルコンペで、ベースとなる材料をここまで使用するカクテルは珍しいと思います。私は、ジンそのものの旨味を強調したくて、このレシピで勝負に出ました。それが受け入れられたことがとても嬉しく思いました。

中出/私の作品は“Moet Tresor 〈モエ トレゾール〉”。至福の宝物という意味です。モエ・エ・シャンドンブリュットアンペリアルというシャンパンの部門で準優勝をいただきました。シャンパンというのは元々そのまま飲んでも十分おいしくお召し上がりいただける飲み物です。コンペでは、そのシャンパンの味を活かせるように調整しました。ワインやブルーベリーリキュールのほのかな渋味をピーチシロップで和らげたことでコクのあるカクテルになりました。


コンペでは、どんなところを審査されるのでしょう?

岡田/コンペでは、カクテルのコンセプトとネーミング、レシピ、出来上がりがまとまっているものに高い点数が与えられます。もちろん味がいいことが大前提です。味が7〜8割、残りがカクテルネーミング、手際などの技術、そして、礼儀作法と言われています。


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普段の仕事に生きる部分もいろいろありそうですね?

岡田/そうですね。営業中からできないことはコンペでもできないですしね。普段からの積み重ねが大事だと改めて感じました。まだまだ世の中には素晴らしいバーテンダーがいますし、職場の中にも経験豊富な先輩方がいます。今回の受賞におごらずに日々努力していきたいと思います。


普段のお仕事では、どんなことを心掛けていますか?

中出/お酒は人と人とを結ぶ潤滑油の役割があると思っています。そのお酒にたどり着くまでの部分を架け橋のようにつなぐのが私の仕事だと思っています。たとえば、お疲れになったお客さまがいらしても心癒されるような空間とお酒を提供するように心掛けています。


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この記事をご覧になっているお客さまに一言。

中出/ホテルのバーというと、敷居が高いように思われる方もいるかも知れませんが、バーはやっぱりお酒と会話を楽しむところですから、気楽に、純粋に自分のお好きなお酒を楽しんで欲しいです。カクテルのことをよく知らなくても、ベースのお酒とか、味の好き嫌い、アルコールの強さのようなご要望を言っていただければ、一生懸命考えてお作りしますよ。

岡田/そうですね。メニューに載っているものも、もちろんしっかり作りますが、「何か作って」というようなおまかせのオーダーだとまたこちらの気分も違いますね。賞を取るのも嬉しいんですけど、そうしてお客さまに、美味しかった、ごちそうさまと直接言われるのが、やっぱり一番ですからね。

二人のコンペ受賞カクテルは、『エルベンセドール』で販売をしています。ぜひ、彼らの思いのこもったカクテルの味と輝きを、ご自身で味わってみてください。『エルベンセドール』は週末か、平日なら20時前の時間が空いていて狙い目です。これからも素晴らしいカクテル、お酒の提供に努力を続ける岡田、中出の活躍を見守ってください。